電子書籍ブームで少し動向が変わってくる気配があるものの、本が売れない時代です。〇〇賞をとった小説でも、初版は数千部だとか…(うわさですが)。
なので、こばとが紹介している本の中にも、今はもう手に入らない本がたくさんあります。ハーレクインは、装丁を変えて再販されることも多いのですが、いつになるか分からないですし、電子書籍もないとなったら古本を探すしかないですよね。
プレミア価格は信じちゃダメ!!
そんなときに、とにもかくにも注意したいのが怪しいプレミア価格本です。
最近はKindleで読める本が増えたので激減しているようですが、いっときAmazonに新刊在庫のない本にはネコも杓子もプレミア価格がついていました。これはいわゆる「せどり」という古本の転売ビジネスのひとつのようですが、初版本なんかを見つけ出す「せどり」(ビブリオ古書店の事件簿にも登場していましたよね)と違うのは本当に希少な本以外にもプレミア価格がつけられていること。
もちろん、誠実な価格設定のネット古本屋さんもたくさんAmazonに出品しているので、信頼できるところを見つけられたら安心だと思います!
ただ、リンダ・ハワードの古い本なんかもかなり高値がついては、その後あっさり再販されたりしていますので本当にくれぐれも、定価より高い古本にはうかつに手を出さないようにしてくださいね。
新刊在庫のない本、まだ買えるかも?
こばとはいっときですが大型書店でバイトをしていました。しばらく前ではありますが、編集関係の仕事をしていたことも。
ここ最近のネット書店の台頭と電子書籍の加速で、本の流通もまた大きく変化していると思うのですが、実はそもそもですね、Amazonにも本屋さんにも在庫がないけれど、けっして絶版でも品切れでもなく、版元の出版社はたくさん抱えているというケース、結構あるんです。
なぜなら本屋さんには、新刊は大手の取次さんが配本しれくれるけれど、その後は注文が入らないと配本されないんですよね。Amazonも、その本がひんぱんに動いているうちはオーダーをくれるけれど、動かなくなると版元にオーダーが入らなくなっちゃうんです。
なので、もし新品が欲しいなら、まずは試しに書店で注文してみることをお勧めします。
ハーレクインは公式オンラインショップがあるので、そこで在庫がなければ厳しいと思うのですが、その他の出版社の分厚い文庫系ロマンスは試す価値ありかと。
(最近は注文カウンターのある大型書店さんも少なくなりましたよね…レジで相談してみては)
けっこうレアな本でも、ぴかぴかで手に入ったりすること、あるかもしれませんよ!
今はKindleでも読めるみたい。錬金術にまつわる冒険ファンタジー、ロマンスの要素もたっぷりです♡
古本屋さんを何軒も…って、そんな時間はなーい!!
こばとは古本屋さんをのぞくのも大好き。(古本屋さんって、実店舗は某大手と神田にしか見かけなくなりましたねー)
でも、ある程度部数が出ているコミックならともかく、ロマンスは狙った本を古本屋さんで見つけるってなかなか難しいです。
そこで役立つのが「ブックオフオンライン」の入荷お知らせメール。
ブックオフで入荷待ちができるって、知ってました?
たとえば、ブックオフオンラインで“リンダ・ハワード”で検索すると、こばとの大好きな「心閉ざされて」は在庫あり。
「流れ星に祈って」の関連作「クリスマスの青い鳥」が収録されている「聖なる夜にあなたと」は在庫なし。在庫なしの場合は、右側のボタンで入荷のお知らせ待ちができます。
(ちなみにどちらもAmazonでは新刊在庫なし・Kindkeなしです…残念!)
入荷お知らせの設定をしておくと、今は在庫切れでも本が入荷するとメールでお知らせしてくれるんです。(ただし、お取り置きではないので他の誰かが購入してしまうことも)
絶対に入ると約束するものではないですし、時間もかかるかもしれませんが、結構、忘れたころに入荷のお知らせが届きます。しかも、ブックオフって基本プレミアはつきませんよね。そこも安心*。
*ブックオフって以前は価格は新しさときれいさで決める、プレミアはつけないって明言していたと思うのですが、最近プレミア商品もレジ横とかでたまーに並んでいるのを見かけます。
こばとは子どものころ好きだった「ときめきトゥナイト」を探してブックオフの店舗を回ったものの、どうしても見つからない巻があって、(そりゃ30年も前の少女コミック、並べても動かないでしょうしね)オンラインで入荷待ちしてそろえたことがあります。
こばとが子どものころハマって読んでいたのは蘭世がヒロインの12~13巻くらいまでだったんだけど、娘たちにせがまれてなるみやあいらがヒロインのパートまで全巻そろえるはめになったのでした…。
読みたい本があるけれど電子書籍でリリースされていないという方、この本は紙で読みたいという方、ぜひお試しを♪