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ロマンスの女王リンダ・ハワードの代表作「マッケンジー・シリーズ」をレビュー!

リンダ・ハワードの代表作といえばマッケンジー・シリーズ。
こばとは古本やさんでGetしましたが、2019年の再販に合わせて電子書籍でも読めるようになりました!

シリーズで読みたい!マッケンジー・シリーズ

マッケンジーの山


マッケンジーの山 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊)

★Kindleでも読めます!

【あらすじ】
田舎町に教師として赴任したメアリーは、優秀な生徒ジョー・マッケンジーが十分な指導を受けられていないことに気がつき、個別指導を申し出る。生徒の父親は、先住民との混血で、村からつまはじきにされている牧場主のウルフ・マッケンジー。まったく正反対の2人は、無条件に惹かれ合い、人知れず愛を育んでいく…。そんな中、村でレイプ事件が起き、ウルフに疑いがかかる。真犯人は…?

見どころはここ!
人質になったヒロインを救い出す終盤のヒーローの射撃の腕! 冷徹にねらいを定めるところは息をのむようなカッコよさ♡

【感想】
町で起きたある事件をフックにして芯が強くて心優しいヒロインの魅力をたっぷりと描いてから、ラストの救出劇ではヒーローを町で一目置かれる存在に。
オリジナリティあふれる設定といい、緻密なストーリー展開といい、このページ数とは思えない読後の満足感です!

このあと、ふたりの息子たち&末娘のお話が続けて発表されていますが、
こばとは、マッケンジーシリーズのなかではシンプルなストーリーのこちらが一番好きかも。

熱い闇

ウルフの息子、ジョー・マッケンジー。夢を叶え伝説のパイトットに。この作品、電子書籍で読めないなんておかしいでしょ!! と思っていたら、2019年5月末にハーレクイン・プレゼンツから再刊です。電子書籍も登場しましたよ♡

熱い闇 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊)

★Kindleでも読めます!

【あらすじと感想】
伝説のパイロットと呼ばれ空軍でリーダー的な地位についているジョーが、天才的なレーザー研究者のキャロラインを男どもから守るために〝自分の女”にするというちょっと俺様なストーリー。

日本での初版は1997年! 男女雇用機会均等法が改正された年ですね。
リンダ・ハワードの筆致がとても丁寧なので、年月がたってもドラマとして色あせていません。

キャロラインがプロジェクトを妨害したと疑われるような事件が起こり、上官であるジョーと関係も微妙なものに。やがてふたりは、真犯人を突き止めるけれど、拉致されてしまう…という息もつかせぬ展開はさすが!

見どころはここ!
バリキャリなのに恋愛にはうぶなキャロラインがかわいい。ジョーはくびったけです♡

愛は命がけ


愛は命がけ (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊)

★Kindleでも読めます

【あらすじと感想】
ヒーローはマッケンジー家の四男・ゼイン・マッケンジー。アメリカ海軍の特殊部隊、世界最強といわれるSEAL(シール)で指揮官を務めているゼイン。誘拐されたギリシア大使の娘ベアリーをアジトから助け出し、犯人グループの追跡から逃げるうちに恋に落ちるというストーリー。

物語の前半は息もつかせぬ救出劇で、後半は必要とあらば人も殺す軍人のゼインと、各国の王族とも交流する大使の娘という身分違いの恋が、ベアリーの父親であるギリシア大使のスパイ疑惑と絡めてじっくり描かれていきます。

ハーレクインのこのページ数でここまでストーリーを練りあげつつ、ホットなシーンもたっぷりってホントすごい。

見どころはここ!
冒頭にはウルフが子どもたち一人ひとりを思うシーンが、ラストにはゼインとベアリーの子どもたちが登場します。生まれながらの戦士ゼインも家族にはよわいのがまたすてき♡

マッケンジーの娘


マッケンジーの娘 (MIRA文庫)

★Kindleでも読めます

【あらすじと感想】
マッケンジー家の末っ子メアリスの仕事は調教師。あるとき目を覚ますと牧場で下働きをしている男マックとともにモーテルのベッドにいるけれど、メアリスには前夜の記憶がなく…。物語はハーレクインの王道のような設定からはじまりますが、そこはリンダ・ハワード。競走馬という小道具を使ってマッケンジーらしい物語に仕上げていきます。

見どころはここ!
ラストでメアリスがマックを連れて実家に帰るシーン。パパ&お兄ちゃんたちがずらりと並んでが末娘の恋のお相手をジャッジ。こわいよね~。

幻の短編といわれたこちらですが、電子書籍で読めますよ~!
シリーズ再販にあわせて、2019年のクリスマス・アンソロジーにも収録されています。(クリスマス・アンソロジーっていいお話が多くって好き♡)

スター作家傑作選~シンデレラ・クリスマス~ (ハーレクイン・スペシャル・アンソロジー)

危険な駆け引き


危険な駆け引き (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊)

★Kindleでも読めます

【あらすじと感想】
読者からの熱いリクエストに応えて書くことになった、というマッケンジー・シリーズの最終話。14歳のときにマッケンジー家の養子になったチャンス・マッケンジーがヒーローです。

チャンスは大物テロリストを追う諜報員。作戦としてテロリストの娘サニーに近づくのですが恋に落ちてしまう…というストーリーです。

マッケンジー家での幸せに感謝しながら、どこか一匹狼のようなチャンス。テロリストの仲間だと思っていたサニーもまた大きな秘密があり、孤独だったから惹かれあったんですね。

見どころはここ!
ヒーロー&ヒロイン二人ともがつらい境遇を生き抜いてきたという、やや重たいストーリーですが、マッケンジー家の絆は強い!

マッケンジーを読んでリンダ節にはまったひとは、二見文庫から出ている

あたりもむっちゃおすすめです!
よりハードに濃く!!

二見文庫&ヴィレッジブックスから出ているリンダ作品も、電子書籍で読めたらいいのにな♡ 今後に期待ですっ